現実を見て選べ──40年後のわたしから中3のわたしへ

やっと少しずつではあるが、自分も夫も変わり、
お金に振り回されまくることは減った。

それでも、あの頃に違う選択をしていたら、と思うことがある。

将来を見据えた進路を決める中学3年のわたしに、
今だからこそ伝えたいことがある。


あの頃の家庭環境

当時のわたしの家庭環境は、

継父
実母
わたし
年子の弟

だった。

継父はとても真面目だけど
気が小さいのか、とにかく酒癖が悪く
時には暴れてくれるので
家の空気が嫌で仕方なかった。

そんな継父から離れられない実母。
怖いから別れてほしいとお願いしても、全く聞いてくれなかった。

それどころか

ここにいれば高校を出してくれるから幸せになれる
中卒で働いて、しかも住み込みだと地獄みたいなものだと
延々と聞かされた。

小5の時に実母と暮らし始めてから
ずっと高校だけは出てほしいと言われていた。

それが親孝行だと信じて疑わなかったから
高校進学することだけを考えていたのかもしれない。

公立一本という選択

そして母から言われた。

「私立に行かせる余裕はないから、公立が落ちたら働いてもらう」

中卒は地獄だと聞かされ続けていたわたしにとって
それは後がないという意味だった。

滑り止めの私立を受験する時間や交通費、受験代は
ドブに捨てるようなものだと思い
受験は公立一本に絞り、何とか合格した。

滑り止め受けないって言ったら
公立落ちたら働け言った母が一番反対とか
意味が分かりません。

母

そう言えば、あんたが奮起してやる気出すと思ったから!

こゆ親なんですよ、母って。
こんなこと言ってるけど、恐らく後出し。
公立落ちたら働いてもらうが本心だと今でも思う。

そして高校に進学し、卒業した。

高校を出れば幸せになると思っていた

わたしは本気で思っていた。
高校さえ卒業すれば、幸せが確定する、と。

でも現実は、そうじゃなかった。

家庭環境は変わらない。
肩書きが一つ増えただけだった。

そこから先、色々つまづき
今のわたしがいる。

だから

過去のわたしに話しかけられるとしたら
中学3年のあの頃に、伝えたいことがある。


中学3年のわたしへ

中学3年のわたしへ。

やあ。
わたしは40年後の君だよ。

わたしは高校へ進学した。
でも家庭環境はどんどん悪くなった。

何とか卒業はしたけど、
その後、実母と弟に振り回され、借金地獄に陥った。
今も借金を抱えている。

だから言う。

おかんや周囲の言うことなんか、聞くな。

この家庭環境で高校に進学しても、何も変わらない。

住み込みで、手に職をつけられるところを探して、逃げろ。

君はまだ若い。
無礼をしても許される。
飲み込みも早い。
なんとでも修正できる。

手に職をつければ、
会社に属さず、自分で事業もできる。

今のわたしは手に職がない。
だから嫌な仕事を続け、低収入のままだ。

若さを存分に利用して、大人になれ。

年齢を重ねれば、社会はそれ相応のことを要求してくる。

今のうちに社会に出て、世の中の勉強をしながら働け。

おかんの中卒は地獄という言葉は
おかん自身の不安だ。
気にするな。

え?
おかんと弟はどうなるって?

君が高校に行っても何も変わらない。
母らはどうとでもなる。

親のことは気にするな。

中学を卒業したら家を出て、社会に出ろ。

自分のことだけ考えて、行動しろ。


呪ってもいい。でも選べる

周りはまだ親の下で守られている。
それと比べれば、そんな選択しかできない自分の環境を、呪いたくもなる。

呪っていい。
それが本心だ。

でも、呪いながらでも選択はできる。

感情に振り回されるな。
今できる中で、最良の選択をしよう。

わたしが伝えたいのは、一つだけ。

現実を無視した選択はしないこと。
その時の状況の中で、最善を選ぶこと。

この文章が
家庭環境に悩んでいる誰かにとって
何か一つでも考えるきっかけになればいい。


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